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zoom RSS 最終話  over the rainbow

<<   作成日時 : 2011/10/11 23:59  

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 慎吾のスピリチュアル事件簿 シーズン3

      「アマデウスの謎」 

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前回までのあらすじ

2008年。
リナ、そして父親の魁斗(かいと)が、謎の組織に狙われた。

イギリス諜報機関に属するヒロは、リナを守るために命を落とす。さらに、リナの父親・魁斗も遺体で発見された。

2012年、女子大生となったリナ。誘拐された妹を追って、1つ下の後輩・慎吾と共に誘拐犯を追う。誘拐犯が警視庁捜査官の藤岡だと突きとめるも、彼等のアジトで捕まってしまう。

しかし死んでいたと思われた父親の魁斗が現れ、皆を救出。

藤岡の属する秘密組織【Unknown】は、全世界の人間を抹殺する恐ろしいテロを計画。慎吾はリナの守護霊であるヒロの力を借り、計画を止めた。

しかし・・・ヒロはリナの元を離れ、リナは謎の人物に記憶を消されようとしていた。


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  最終話  over the rainbow

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12月22日(土)、午前5時1分。都内某所。
(テロを阻止してから・・・ 約4時間後)

(リナ「い・・・ 嫌よ!! ヒロ先生の事を忘れるなんて・・・」)

とある病院のベッドの上。医者を装った正体不明の男・・・【Unknown】を名乗る男に、リナは何かの薬をうたれた。

それは記憶を消す薬だという・・・。

(リナ「ど、どうにか・・・ 何か・・・」)

満足に体を動かすことが出来ない。両手両足を少しばかり動かす事は出来るが・・・

体を起こすことは出来ない。

(リナ「このまま・・・ このままヒロ先生の事を忘れるなんて・・・
     絶対・・・ 絶対に嫌・・・」)

周りを見渡すリナ。目の前の小さなテーブルに・・・自分の財布を見つけた。

リナ「・・・ ・・・」

まだわずかに動く右手で、その財布を手にする。

(リナ「た、確か・・・ ここに入れていたはず・・・」)

財布の中から・・・小袋を取り出した。

リナ「・・・ ・・・」

だんだん意識が薄れていく中、小袋を開けると・・・小さなカプセル錠剤を取り出す。

リナ「・・・ ・・・」

しばらくその錠剤を見ながら、躊躇を見せた。

(リナ「... must be gone and live , or stay and die...」)
(行って、生きるか・・・ それとも、とどまって死ぬか・・・)

藤岡に言われた、あのセリフが頭をよぎる。

リナ「・・・ ・・・」

震える手で、その錠剤を口に入れた。

(リナ「・・・ stay and live!!」)
(とどまって・・・ 生きる!!)

そして・・・ ゴクリとその錠剤を飲み込む。

リナ「・・・ ハァ・・・ ハァ・・・」

しばらくして・・・ 



リナの心臓は静かに止まった。



・・・ ・・・。

2013年、1月17日(木)。箱根大学・・・工学部校舎、屋上。


リナ「ヒロ・・・先生・・・」

慎吾「え? 何か言いました?」

小雨の降る中、慎吾がリナに声をかけた。

リナ「何も言ってないわよ・・・」

仰向けになり、小雨の降ってくる空を見上げながらごまかした。

慎吾「不思議ですね・・・ ほとんど雲がないのに、雨が降るなんて」

慎吾もリナの横で寝っ転がる。

リナ「・・・ あんた、校舎に戻るって言わなかった?」

慎吾「えぇ。でも、この音・・・小雨の奏でる音が気持ちよくて。
    ホント、モーツァルトみたいですよね?

    僕もしばらく・・・この音を聞いていたいです」

リナ「あっそ・・・」

慎吾「モーツァルトと言えば・・・」

リナ「・・・ ・・・」

思わずドキッとするリナ。

慎吾「ほら。先月始めに、モーツァルトの霊が乗りうつったっていう女性・・・
     いましたよね?」

リナ「え・・・ い、いたっけ? そんな人・・・」

慎吾「さっきネットニュース見てたら・・・最近起きたヨーロッパ全土の大停電。
    あれのせいで、ウィーン大学とザルツブルグモーツァルテウム大学・・・

    両大学に保管されていた、彼女の演奏DATAが消失したそうです」

リナ「・・・ ・・・」

慎吾「それに霊が乗りうつったっていう女性も・・・
     すでに霊が出て行ったと主張してるみたいですね」

リナ「ふ〜ん・・・」

慎吾「結局、モーツァルトの霊が本当にいたのかどうか・・・
     謎のままか〜。聞きたかったな〜、モーツァルトの曲」

リナ「・・・ ・・・」

慎吾「リナ先輩も・・・ 興味あるんじゃないですか?
     モーツァルト、好きみたいだし」

リナ「・・・ あのさ・・・」

慎吾「 ? 」

リナ「ホントに・・・ その・・・ モーツァルトの霊が乗りうつったとか・・・
    ありうるのかな〜? って・・・」

それを聞いて慎吾はニコッと笑った。

慎吾「ありますよ。過去、そういう事があったんですよ」

リナ「え? モーツァルトが、過去にも?」

慎吾「いえ。モーツァルトではないですが・・・1960年代の話です。
    イギリスにローズマリー・ブラウンという女性がいまして・・・

    彼女の守護霊として、ベートーベンやリスト・・・
    他にもバッハやショパンなどの作曲家が憑いたという話があります」

リナ「え? そんなにたくさん・・・?」

慎吾「はい。ある日ベートーベンの霊が彼女の前に現れて・・・
     彼女に曲をプレゼントしたそうです」

リナ「プレゼント・・・?」

慎吾「あらゆる作曲家が・・・彼女に楽譜を書かせ・・・
    しかしローズはピアノの素人。

    そこで彼女の体を借りたベートーベンらが・・・
    演奏してみせたそうです」

リナ「それ・・・何かの漫画かドラマの話じゃない?」

慎吾「いえいえ、ホントですよ。ネットでローズマリーブラウンと検索すれば・・・
    多分ヒットすると思いますよ」

リナ「それで・・・そのローズって人はどうなったの?」

慎吾「えぇ、音楽に関して素人同然の彼女・・・
     難解な作曲を、研究者の前で実際にしてみせたり・・・
  
     霊である作曲家が彼女の体を借りて演奏したらしく・・・
     かなり話題になって、CDまで出したんです」

リナ「CD!?」

慎吾「はい。ベートーベンやリスト、グリーグやバッハ・・・
    彼等が彼女の体を借りて作曲した曲で、CDを出したんです。

    その後有名人となり、貧困だった彼女は裕福に・・・
    85歳まで長生きして、幸せな人生を送ったそうです」

リナ「ふ〜ん・・・」

心地よい雨音の調べは、流れ続けている。

リナ「ねぇ・・・」

慎吾「はい?」

リナ「モーツァルトの奥さんって・・・どんな人だったか、わかる?」

それを聞いて再び慎吾はニコッと笑う。その表情は、よくぞ聞いてくれましたという感じだ。

慎吾「コンスタンツェですね! 世界三大悪妻の1人で有名ですよ」

リナ「せ・・・ 世界三大悪妻!? そんなヒドイ奥さんだったの?」

慎吾は首を横に振る。

慎吾「いえ・・・。僕も以前、よく調べたんですが・・・」

リナ「・・・ ・・・」

慎吾「悪妻ってのは、彼女の死後に作られた都市伝説みたいなものですね。
     実際彼女は、夫モーツァルトのために、かなり尽力してる記録があります」

リナ「・・・ ・・・」

少しばかり胸が熱くなるリナ。

慎吾「コンスタンツェは・・・僕が調べた限り、間違いなくモーツァルトを愛しています。
     その証拠はいっぱいあります。例えば、モーツァルトの亡くなった直後・・・

     養育費などかなりお金に苦労していたのに、その楽譜を手放さなかった。
     彼の最期の作品をずっと手元に置いていたんです。他にも・・・」

慎吾は、いかにコンスタンツェがモーツァルトを愛していたか、それにまつわるエピソードを語り続ける。

リナ「・・・ ・・・」

慎吾「それにモーツァルトも、彼女を心から愛していました。これはどの研究者も同じ意見。
     亡くなる直前、誰かに命を狙われていることを察知していたにも関わらず・・・

     彼は逃げる事はなかった。コンスタンツェの元を離れたくなかったんです」

リナ「あんた・・・ やけにモーツァルトくわしいわね・・・」

慎吾「はい。高校の時、自由研究でモーツァルトの事を調べた事があって・・・
     調べれば調べるほど・・・あの夫婦は相思相愛。

     波瀾万丈な人生なれど・・・
     愛にあふれた夫婦だったんだな〜って・・・思いました」

リナ「・・・ ・・・」

小雨の奏でる音を聞きながら・・・

(リナ「なんか・・・ 嫉妬しちゃうな・・・」)

胸に手をあて、ぎゅっと握りしめる。

慎吾「リナ先輩、コンスタンツェの生まれ変わりだったりして・・・」

リナ「え!?」

慎吾「ほら・・・クリスマスの時、弾いていたモーツァルト・・・
     なんていうか、愛を感じましたよ」

リナ「・・・ ・・・」

慎吾「な〜んてね、冗談ですよ。【愛なんて知らないくせに】ですよね?」

以前リナに言われたセリフを引用し、慎吾は小さく笑っていた。

リナ「・・・ ・・・」

時々リナは思う事がある。

(リナ「ホントはこいつ・・・ 何もかも知ってるんじゃ・・・?
     天然のフリしてるだけじゃ・・・?」)

それでも慎吾の屈託のない笑顔を見て・・・

(リナ「・・・ ないわね・・・ 絶対・・・」)

視線を慎吾からはずし、空に戻した。

リナ「・・・ ・・・」

小雨を受けつつ・・・

(リナ「ひょっとして私・・・ コンスタンツェの生まれ変わり・・・?」)

慎吾の言うことを真に受ける。

(リナ「でも、死なないとわからないのよね・・・誰の生まれ変わりかなんて・・・」)

ヒロも死んだ後、モーツァルトの生まれ変わりだと気づいたと言っていた。

慎吾「・・・ リナ先輩・・・」

ふと慎吾が声をかけた。

リナ「何?」

慎吾「えっと・・・ 明日、誕生日ですよね?
    おめでとうございます」

リナ「おめでとうは、明日言ってよ。今言うの、おかしいでしょ?」

慎吾「あ・・・そうでしたね・・・」

リナ「別にプレゼントとか期待してないからさ」

慎吾「え・・・ あー・・・」

リナ「何? まだ、何か言いたいの?」

慎吾「あ・・・ 今日、僕の誕生日なんです!!」

リナ「あら・・・ おめでと」

慎吾「今日だけリナ先輩と、同い年です!!」

リナ「・・・ それ、嬉しいの?」

慎吾「えっと・・・」

リナ「・・・?」

何か別の事を言いたそうな慎吾。

リナ「あんたさ・・・ 
    ホントは誕生日でなく、何か話したい事あるんでしょ?」

慎吾「・・・ ・・・」

言いづらそうに口を開く慎吾。

慎吾「心臓、大丈夫ですか?」

リナ「・・・ ・・・」

思わず、右手で胸を抑えるリナ。

リナ「・・・ 別に・・・ もう、普通だし」

それを聞いて、慎吾がニッコリ笑った。

慎吾「よかった。なんか聞きづらくて・・・
    3日前、病院で心臓止まったって聞いた時・・・

    僕の方が心臓止まるかと思いましたよ」

リナ「・・・ 何、それ? 心配してくれたって事?」

慎吾「もちろんですよ!! 薬のアレルギーって聞きましたが・・・
    まさかリナ先輩が死にかけたなんて・・・

    未だに信じられません」

リナ「・・・ あんたに言われると、心配されてるってより・・・
    私が死なないほど神経太いって、言われてるみたい」

慎吾「ホントに心配したんですから! でもまぁ・・・無事で何より。
    クリスマス・パーティでは、リナ先輩のモーツァルトも聴けたし」

リナ「・・・ ・・・」

ずっと空を見続けるリナ。【モーツァルト】の言葉に、心が揺らぐ。

(リナ「ヒロ先生・・・ 元気かな? ピアノ・・・弾いてるかな?」)

あの時・・・病院で真の【Unknown】だと名乗る男に遭遇した時・・・リナはとっさに父親・魁斗の調合した薬を飲んだ。飲んでしばらく・・・心臓が止まり、体中の機能が停止状態に陥る。

見回りに来た看護婦によって、すぐに集中治療室に運ばれ・・・

心臓マッサージにより、一命を取り留めた。

そしてリナの思惑通り・・・


記憶を失うことは無かった。


リナ「・・・ ・・・」

しかしそれは・・・自分が人を殺したという事実も、一生記憶に残り続ける事でもある。

(リナ「全てを背負って・・・ 生きていく。
     それが・・・ 私の選んだ道だから・・・」)

目から涙がこぼれた。雨を拭うふりして、慎吾にばれないように涙を拭き取る。

リナ「・・・ ・・・」

小雨の降り続ける天に向かって・・・

リナ「・・・ Thank you・・・」

ヒロに最期の言葉をかけた。

慎吾「わ! リナ先輩、すごい!」

空気の読めない声が、隣から聞こえてくる。

リナ「すごいって・・・ 何がよ?」

慎吾「【天泣】(てんきゅう)って言葉、知ってるなんて・・・」

リナ「てんきゅう・・・?」

無意識に口にした、【Thank you】を聞き間違えたんだと理解した。

慎吾「雲がないのに、雨が降る状態の事を【天泣】と言う・・・
    ちょうど今みたいな感じの雨がそうですね。

    昔の文学小説なんかでは、よく出る単語なんですけど。
    まさかリナ先輩も知ってるとは・・・」

リナ「・・・ ・・・」

慎吾「あ・・・けしてバカにしてるわけでは・・・」

リナの鋭い視線を感じ、苦笑いで返した。

心の中ではリナは・・・

(リナ「出た・・・ 文学オタク・・・」)

と呟いている。

慎吾「【天泣】は・・・天が誰かの代わりに泣いてくれてる・・・
    らしいですよ」

リナ「・・・ 誰かの・・・ 代わりに・・・?」

慎吾「えぇ。ひょっとして・・・
    モーツァルトが泣いているのかも・・・」

リナ「・・・ ・・・」

慎吾の言葉に、ドキッとするリナ。

慎吾「なんてね」

(リナ「やっぱこいつ・・・ 全て知ってる・・・?」)

一瞬そう思ったが、首を横に振った。

リナ「・・・ ・・・」

再び天を見上げる。

(リナ「私が記憶をなくさなかったから・・・ 泣いているの?」)

やがて小雨は止み・・・暖かい太陽の光が、濡れた2人を乾かしていく。

慎吾「あ・・・ 虹」

慎吾は真上を指さした。

リナ「バカ・・・ 虹ってのはね、太陽を背にして・・・」

虹の仕組みを説明しようとしたリナの目に・・・ 太陽を取り囲むかのような円の虹が映った。

リナ「・・・ まさか・・・」

慎吾「うわ〜。円になった虹、初めて見ました」

(リナ「・・・ 光冠(こうかん)・・・? ほとんど雲がないのに・・・?」)

※光冠 
光環ともいう。太陽の光が細かい水滴にあたり、回折する事で見られる現象。太陽が光の輪に囲まれるように見える。可視光線(色)の波長や、水滴の大きさによって回折の度合いが異なり、見え方も違ってくる。虹のように見える事もあるが、虹とは見え方の仕組みが異なる。

慎吾「すごいですね! リナ先輩」

リナ「う・・ うん・・・ 私も・・・初めて見た・・・」

小雨の音がモーツァルトを奏でたのに加え、円の形をした虹の出現。
暖かい陽光を感じながら・・・

(リナ「まるで・・・ ヒロ先生みたい・・・」)

強くヒロを感じる。

リナ「・・・ ・・・」

そして・・・ 

(リナ「100年後・・・ あの虹の向こうに・・・」)

円になった虹を見続けながら・・・

(リナ「ヒロ先生と私の想い出の中に・・・ 真実はある・・・」)

小さく笑った。


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 慎吾のスピリチュアル事件簿 シーズン3

   「アマデウスの謎」  (おしまい)

 長い間、ご愛読ありがとうございました。

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登場人物

【リナ】 
羽鳥家の長女。箱根大学2年・工学部所属。桁の多い数字でも、一目で暗記してしまう能力を持つ。父親の作ったセキュリティシステム以外なら、どんなファイアウォールも突破する、PCの天才でもある。賭け麻雀で収入を得る面も。


【慎吾】
沖縄出身の霊能力者。箱根大学1年・史学部所属。文学や歴史を愛し、リナにはオタクと呼ばれている。今は亡き霊能力者・江浜に、これから進むべき道を指示された。また、江浜から譲り受けたパワーストーンを用いて、その霊能力を操る。


【ヒロ・ハーグリーブス】
イギリスの諜報機関、SIS(旧・MI6)に所属していたスパイ。リナの父親を狙ったテロリストの情報を掴み、羽鳥家の警護にあたる。テロリストの情報を探る中、リナを守るため命を落としてしまう。モーツァルトの生まれ変わりで、どんな音も聞き分ける【神の耳】を持つ。


【羽鳥魁斗】
リナの父親。IQ180の元天才数学者。大学教授を辞めた後、自分でソフトウェア会社を設立。素因数分解の理論を駆使して、強固なセキュリティソフトを開発した。藤岡の所属するテロリストに拉致されるも、自力で脱出。敵に捉えられた娘達を助け、テロを阻止した。


【安田透】
ヒロと共に、羽鳥家の警護にあたる。と同時に、テロリストの情報を探るスパイ。所属は【Unknown】と呼ばれる組織で、人類の歴史上、知られざる者として、多くの事件の情報操作や隠蔽に関わっている。


【羽鳥雛子】
リナの妹。お嬢様学校に通う、高校1年生。2度も藤岡に捕まるが、1度目は魁斗が、2度目は慎吾が救出した。基本自己中だが、思い立った時の行動力はリナ譲り。藤岡をナイフで殺してしまうが、記憶を消されたため、何事も無かったように日常を過ごしている。


【グランドマスター】
クムランという超能力集団の末裔。青い眼を持ち、特殊な霊能力を操る。尋常でない程の霊能力を操ったため、慎吾の最大の敵となった。慎吾とヒロの連携攻撃により、倒されてしまう。その正体など一切不明。


【藤岡二三弥】
人類を壊滅的な状態においこむテロ計画【プロジェクト・ノア】を推進した中心人物。警視庁に潜入し、日本側の情報を中国に渡していた。組織から逃げ出した魁斗をあぶり出すため、ABC殺人の実行犯となる。羽鳥家を狙うも、魁斗や慎吾の活躍でことごとく失敗。最期は、雛子に殺されるという運命。


【羽鳥瞳】
魁斗の妻、リナや雛子の母親。元東大の物理学助教授で、魁斗の設立したソフトウェア会社の副社長に就任。魁斗が亡くなった後(実際は生きていたが)、社長に就任。


【後藤源治郎】
警視庁に所属するベテラン刑事。藤岡を相棒にしていたが、裏切られるハメになる。慎吾の機転で、ABC殺人の犠牲者にならずにすんだものの、藤岡の策略により、警視庁に拘束される。本作では描かれてないが、後に釈放され、罪に問われる事は無い人生を送る。


【Unknown】
藤岡やグランドマスターの所属していたのは、元フリーメーソン。宇宙線に特殊な周波数の波を当てる事で、殺人光線になる事を利用し、地球人類のほとんどを抹殺するテロを計画した。慎吾や魁斗らに、そのテロ計画は阻止される。

一方、安田の所属する【Unknown】は、人類の歴史の中で暗躍してきた秘密組織。8ヶ国の代表と末端のメンバー数10名で構成され、キューバ危機やJFK、911といった事件での情報操作に関わってきた。



※ 登場する個人や団体は、全て架空のものです。


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慎吾「リナ先輩・・・」

感傷に浸るリナに、声をかける慎吾。

リナ「何よ・・・」

慎吾「何で・・・ 空って、青いんですかね?」

リナ「あんた小学生・・・? 空が青いのはね・・・
    波長の短い可視光線が・・・」

言いながら、途中で言葉を止めた。

慎吾「・・・ 波長の短い可視光線が?」

リナ「空は・・・ 気持ちがブルーなのよ」

慎吾「あ! それ、いい説明です! 文学的だ!!」

嬉しそうに慎吾が笑った。

(リナ「・・・ 満足してるみたいだし、いっか・・・」)

未だに慎吾の変なツボには、どう対処していいのかわからないリナ。

しばらく空を見ていた2人。

リナ「ねぇ・・・」

ふと、リナが慎吾に声をかけた。

慎吾「何ですか?」

リナ「あんた、沖縄出身でしょ?」

慎吾「えぇ」

リナ「沖縄の海って・・・ やっぱり青いの?」

慎吾「青いですよ! 関東の海見た時、僕、びっくりしました。
    なんていうか・・濁った緑色だったので・・・」

リナ「ふ〜ん・・・ 沖縄の海、青いんだ・・・」

ヒロの青い瞳を思い出しながら、慎吾に声をかけ続ける。

リナ「ねぇ・・・」

慎吾「はい?」

リナ「沖縄の海にさ・・・」

慎吾「沖縄の海に・・・?」

リナ「沖縄の海・・・ 連れてってよ」

慎吾「え!?」


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2013年春・・・

沖縄に訪れたリナ。そして案内役の慎吾。

ダイビングの最中、海底の中で不思議な遺跡を発見する。

そして、謎の女集団と遭遇。その長(おさ)を務める、アマミという女性に・・・何かの秘密を感じとる慎吾。

さらに2人は、未解読の沖縄のロゼッタストーンの謎に直面。

失われた13枚目のロゼッタストーンを追い求め、辿り着いた場所で・・・

またしても2人は・・・ 事件に巻き込まれる。

    〜 慎吾のスピリチュアル事件簿 〜

  NEXT SEASON 「沖縄・海底遺跡の謎」

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次回作は来年以降。掲載するなら、次のサイトです。

http://mypage.syosetu.com/111136/

もう少しで、小説の引っ越し作業が終わります。作業が終わったら、小説のほとんどは削除予定です。笑

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
Yuさん、長い間ご苦労さまでした。

次回作も楽しみに待ちます。

今回の作品で??だったのはリナの妹が地下からいなくなったとこでした。悪気があってのコメントではありません、気にしないで下さい。

本当に長い間ご苦労さまでした。
hayachan
2011/10/12 00:17
お久しぶりです。

1話〜最終話まで読みました。
序盤からは考えられない結末でしたが、面白かったです。

次回作も引越し先で読もうと思います。来年までまったりと待ってます。

長期間お疲れ様でした。
PES
2011/10/12 11:41
お疲れ様です。
次回作期待してます!!!
毎日更新楽しみでした^^
naoto
2011/10/12 22:18
お疲れ様でした
毎日楽しみにしてました
次回作も読ませてもらいます
ありがとうございました
Ruby
2011/10/12 23:27
>hayachan殿

こんばんは。大学の地下で、雛子が勝手にいなくなった所ですね?

あの大学は、地下には特別なセキュリティはなくて、本作中でもすんなりみんな入って行ってます。

あと、雛子は自己中型というキャラにしたんですが、あまり目立った出番がないため、そのキャラがなかなか出せなかったのが心残り。笑。

なので、雛子が勝手にセキュリティのない大学から、母親に会うため出て行った・・・というつもりで書いたのですが・・・

まぁ、自分の文章力ではうまく表現できなかっただけです。笑。このシーズン3を書き始めた時は、小説書き始めてまだ1年経ってなかったですからね(書いてる途中で1年過ぎましたが)。

でも自分なりには、満足してますので、OKです!笑
ゆ−
2011/10/12 23:37
>PES殿

お久しぶりです。前作から、愛読してもらって感謝です。笑。

1話目から、よく読んでくださったようで・・・^^;

一応、誘拐された魁斗と藤岡との会話からも、4年後にこうなるよ〜みたいな伏線もあって・・・

こまかい変更点はあれど、プロット通り最後まで書き上げました。

今回はリナの過去を書くというのがあったので、長くなりましたが・・・次回は50話ぐらいで書き上げようと思ってます。笑
ゆ−
2011/10/12 23:43
>naoto殿

ありがとうございます。こんな文章力のない、自分の作品を読んでくれただけでも感謝です。

書いてる途中でね・・・あの大震災があって、書く気分になれなかったのですが・・・

ようやく書き終える事が出来ました。ホントはまだ、いくつか書きたいエピソードがあったんですが・・・(雛子が慎吾にアタックする場面とか)、色々カットしてます。笑。

次回作も実は、だいたいの話は出来ています。沖縄のロゼッタストーンってのも、ホントにあって・・・その出所や年代、誰が書いたのかも一切不明。

ミステリー好きにはワクワクする材料です。笑
ゆ−
2011/10/12 23:46
>Ruby殿

ありがとうございます。

今年は・・・色々と転機がありました。あの大震災移行、パチ屋に行く気力がわかず・・・今は月1で行くかどうか・・・です。

そのかわり、新しい仕事の依頼があったため、毎日仕事を忙しくしております^^; 何と今、3つの仕事を兼ねているんですよ^^;

とにかく年内は仕事に集中して・・・来年、少し余裕が出来たら、次回作も書こうかなって思ってます。

余談ですが、作品中に出たモーツァルトの楽譜は・・・実際モーツァルトが書いた楽譜です(つまり、本作のオリジナルではない)。笑
ゆ−
2011/10/12 23:50

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